催し

微生物機能の戦略的活用による生産基盤拠点

京都大学21世紀COE

 
講演会・セミナー

 

21世紀COEプログラム「微生物機能の戦略的活用による生産基盤拠点」

特別セミナー

「企業におけるバイオ戦略と研究開発」

平成19年10月24日(水)15:30〜16:45
農学部総合館 W314講義室


国菌:

一島 英治
東北大学名誉教授・東京農工大学名誉教授


連絡先:清水 昌(Tel: 6115)

 
 日本を代表する花はサクラである。他の生物に目を転じると、国鳥はキジ、国魚はアユ、そして国蝶はオオムラサキである。
 日本のミクロの世界を代表する微生物(国菌)はである、と私は思う。は古くは10世紀に源順の著したわが国初の分類体の漢和辞書「倭名類聚鈔(和妙抄)」に加無太知(かむだち=)として記された。は日本の伝統的食品の製造に欠かすことができないばかりか、日本の人々の、ものの見方、考え方、そして日本の社会に大きな影響を与えてきた微生物である。きわめて大まかな数字だが、日本の微生物産業、工業は国内総生産の約3.5%くらいである。工業の売上げの1/3は日本酒、焼酎、醤油、味噌などの関連産業のものである。は国内総生産の約1%を稼ぎ出しているといえる。  (一島英治著 (こうじ)、法政大学出版局より)