催し

微生物機能の戦略的活用による生産基盤拠点

京都大学21世紀COE

 
講演会・セミナー

 

21世紀COEプログラム「微生物機能の戦略的活用による生産基盤拠点」

大学院生を対象とした特別セミナー

平成16年11月29日 (月)
農学部総合館 W218講義室


ゲノムおよびプロテオーム情報からのタンパク質機能予測

由良 敬
(日本原子力研究所計算科学技術推進センター量子生命情報解析グループ・研究員)

連絡先:西岡孝明(Tel: 6121)

 
開催報告
 演者である由良 敬先生はタンパク質機能予測の研究分野において世界的に顕著な業績を挙げている新進気鋭の研究者である。
 ヒトをはじめとして、多くの生物のゲノムが解明された。しかし解明されたのは塩基配列だけであり、ゲノムの中に何が書き込まれているのかを理解することがこれからの重要な課題として残されている。直面している大きな問題として、ゲノムから予測されるタンパク質がどのような機能を担っているかを推定しなければならない。本講演では、塩基配列やタンパク質の立体構造からタンパク質の機能を推定する研究を概観していただいた。立体構造と機能との関係についてお話をしていただいたことは大変有用であった。
 本専攻の大学院生がこのような講義をうける機会が少ないので、大きな教育的効果をあげることができた。講義のレポートに書かれていた対して多くの質問に対して丁寧に答えをいただいた。