催し

微生物機能の戦略的活用による生産基盤拠点

京都大学21世紀COE

 
講演会・セミナー

 

21世紀COEプログラム「微生物機能の戦略的活用による生産基盤拠点」

大学院生を対象とした特別セミナー

平成16年11月1日 (月)
農学部総合館 W218講義室


バイオインフォマティクス入門

川端 猛
(奈良先端科学技術大学院大学情報科学研究科・助教授)

連絡先:西岡孝明(Tel: 6121)

 

 バイオインフォマティクスは日常の研究や教育に不可欠なツールになっている.しかし,それらの原理について学ぶ機会もほとんどないので,さまざまなツールに数多く設定されているパラメータやオプションの意味を理解することは難しく,デフォルト値を使わざるをえないのが現状であろう. さらに,ツールやデータベースはどんどん進化しているので,それらの特徴や適切な用途を理解して時代に乗り遅れないことも必要である.
 バイオインフォマティクスツールの原理や特徴,パラメータについて基礎的な講義をしていただく.

開催報告
 演者である川端助教授は配列解析および立体構造比較の研究分野において世界的に顕著な業績を挙げている新進気鋭の研究者である.講演では,アミノ酸配列比較ツールである BLAST について,その原理とアルゴリズム,入力パラメータの生物学的,進化論的意味,出力の見方,得られたアラインメントの統計的意味について丁寧な解説があった.バイオインフォマティクスは日常の研究や教育に不可欠なツールになっている.しかし,それらの原理について学ぶ機会もほとんどないので,さまざまなツールに数多く設定されているパラメータやオプションの意味を理解することは難しく,デフォルト値を使わざるをえないのが現状である. さらに,ツールやデータベースはどんどん進化しているので,それらの特徴や適切な用途を理解することは困難である.バイオインフォマティクスの基礎ともいうべきアミノ酸配列のアラインメントについてお話をしていただいたことは大変有用であった.